弁護士Q&A

些細なことでもご相談くださいの「些細」とは具体的にどのようなレベルでしょうか?

レベルの大小は問いません。
どんなご相談でも結構です。
一見すると,取るに足らない、下らないと思われるようなことでも、法律的に見ると、実は大きな問題が潜んでいることも少なくありません。
日本では、まだ日常的に弁護士に相談する習慣がないためか、問題が大きくなって二進も三進も行かなくなってから、ようやく弁護士に問題が持ち込まれるケースが多いようです。
弁護士としては「もう少し早くご相談に来ていただければ。」と思うこともしばしばです。
病気には早期治療が効果的なように、法律上の問題も早期のアドバイスによりトラブルに発展するのを未然に防ぐことができる場合もあります。
例えとして挙がっているご質問についても、離婚せざるを得なくなってから、あるいは自己破産せざるを得なくなってから相談されるよりもより多面的なアドバイスをすることが可能です。
「こんなつまらないことを弁護士に相談するのは気が引ける。」などとは思わずに、是非お気軽にご相談下さい。
もっとも我々は弁護士ですからお答えできるのは法律に関するご質問に限られます。念のため。

弁護士の1日は、どんな感じですか?

まず裁判に向けて、事務所で準備書面の作成等の準備をしています。
裁判の準備をするには、ご本人に事実関係や希望を確認する必要があるので、よく依頼者の方と打ち合わせもしています。
また、裁判所に提出する書面だけでなく、契約書や内容証明郵便等の書面も作成しています。
日中、書面作成のためパソコンに向かっていると、しばしば電話がかかってきます。
電話は、相手方からの交渉、裁判所からの日程調整等、いろいろな方から様々な用件でかかってきます。
もちろん、自分から相手方や裁判所に電話をかけることもしばしばです。
弁護士は事務所にいないことも多いです。
裁判に出席するだけでなく、事務所以外の場所で法律相談をしたり、現地を確認したり、事務所外で打ち合わせをしたりしているからです。
刑事事件の場合には、さらに警察署や検察庁にも行きます。
日中の慌ただしさを避けるため、時には夜間・休日にも書面を作成しています。
そんな弁護士の1日を、皆様にご理解いただければ幸いです。


神奈川県弁護士会・港都綜合法律事務所